れきしをまなぼ32



前回からの続きです。


名前を尋ねると
「自分は大山津見神(おほやまつみのかみ)の子で、
名は足名椎(あしなづち)、
妻の名は手名椎(てなづち)、
娘の名は櫛名田比売(くしなだひめ)」
だといいます。

大山津見神は出雲の地の守護神で、神生みのときに現れた「山の神」のことです。


続けて泣いているわけを尋ねると翁は
「私には八人の娘がいたのですが、毎年、八岐大蛇(やまたのをろち)が来て一人ずつ食べてしまうのです。
残るのは一人になってしまいました。
今こそ八岐大蛇がやってくる時期なのです」
と答えました。

八岐大蛇は、その目はホオズキのように赤く、頭は八つ、尾が八つ、その身にはコケ・檜・杉などが生え、体の大きさは八つの谷、八つの峰に渡り、その腹を見ればことごとく血がにじんでいるというのです。

そこで須佐之男命は心を決め、八岐大蛇を退治したら娘を自分にくれるよういいました。


名前を尋ねられると
「自分は天照大御神(あまてらすおおみかみ)の弟である。
いま天より降りてきた」
と自らの身分を明かし、それを聞いた老夫婦は恐縮し、娘を奉げる約束をしました。


という事で、今回はここまで。

次回へと続きます。


(参考:竹田研究会/こうしつのきょうかしょ)


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